在光寺。住宅街の中にあって、境内は山を背負っていて緑のある落ち着いた寺。
山門は四脚門だが、前側の柱が石段の途中に立っているため、後ろ側と長さが違っている。門の分類上、門扉を持っていてその前後に柱があるものは四脚門としているが、このように屋根の荷重が中央の柱に乗っている門は、前後の柱を添え柱と見なして、棟門と呼ぶべきなのかも知れない。
境内の外部に面したところに辻堂がある。地蔵堂のようだ。
境内に入ると正面に本堂。
右側には薬師堂。
薬師堂と本堂の間には玄関。
庫裏はぬれ縁のある落ち着いた雰囲気の建物だ。
境内の横の路地を入ると今伊勢神社という神社があったが、体力的にちょっと無理っぽかったので参詣せず。
(2002年08月29日訪問)
日本のお寺・神社 絶壁建築めぐり
単行本(ソフトカバー) – 2019/6/22
飯沼義弥 (著), 渋谷申博 (監修)
本書は秘境に建つ懸造りの中から選りすぐった100か所の寺社建築をすべて写真付きで掲載します。寺社好きのみならず秘境好き、建築好きにもおすすめの1冊です。
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