賀茂神社。福山市街へ向かう旧道にあった神社。
街道の両側に石門があり、境内には大ケヤキが茂っているので遠目にも神社があるのがわかる。
道にそって瑞垣が続いているのは、いかにも街道筋の神社らしいたたずまい。
山門は八脚門の随身門。
竜田神社と同じように随身の間の下部は高床になっている。
拝殿は向拝付きで5間。この間取りも竜田神社と似ている。
拝殿の後ろには2つの渡り廊下があって、2つの本殿につながっている。写真は左側の本殿で、三間社流造。
写真は右側の本殿で入母屋造。流造が神道の建築であるのに対して、入母屋造は仏教の建築だ。
このように、1つの拝殿から2つの本殿につながっている構造は、神仏混交の神社の特徴である。
拝殿の右側には、文庫蔵、神輿庫、社務所、水盤舎。
鳥居の前、道の反対側には池があり、太鼓橋がかかっていた。
(2002年08月26日訪問)