福泉寺のある米山という小字は、山深い山野にあって、さらに山奥に入ったところにある。中国地方の山村というと台地状の高原地帯のイメージがあるが、米山は侵食谷の急斜面の途中にある。おそらく地滑りによって出来た平地に人間が住み着いてできた集落であろう。
こういう集落をひとつひとつ巡ってみたいものだと思う。
寺までの車道はほとんどの区間で車がすれ違えないが、境内には広い駐車場がある。
山門は四脚門。臨済宗で仏通寺の末寺だそうだ。
本堂。
RC造で、塗り瓦葺き。
瑠璃殿。客殿であろう。
山門も客殿もまだ新しく、他にも堂を造成中のようだ。
本堂の右側は、渡り廊下でつながった庫裏。庫裏の左側には東司、蔵がある。
山門の左には鐘堂があった。
(2002年08月26日訪問)
建築大辞典 (普及版)
単行本 – 1993/6/10
彰国社 (編集)
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