西光の辻時計と金丸八幡神社

三加茂駅入口の目印となる辻時計。神社の角にある。

(徳島県東みよし町中庄)

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徳島県三加茂町。JR徳島線の三加茂駅は無人の小さな駅だ。三加茂駅を出た北側には八幡神社があり、その八幡神社のさらに北側を国道が通っている。つまり国道からは神社の杜が妨げとなって駅を見つけることはできない。

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そんな駅への入口の目印なのであろうか。神社の北西の角に辻時計がある。設置場所といい、雰囲気といい、貫録充分な時計なのだが、定礎は「1990年ライオンズクラブ」となっており、残念ながら古い物件ではない。実は県内の各所にライオンズクラブた建てた時計塔がある。

だが、あまりにも自然に建っているので再建の疑いも持たれるので、あえて紹介しておく。

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辻時計を裏側から見た様子。(見えにくいが、左側奥の木の陰にある。)

神社の裏手の末社を山積みしてある塚の一部を利用して建てられていることがわかる。

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せっかくなので神社も見ていこう。

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拝殿は入り母屋平入りで千鳥破風向拝付きの建物。

横に長く、長床的な機能があるのかもしれない。

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本殿は流造。

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末社か。

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山車の格納庫か。

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社務所。

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百度石。

くぼみがあるので、もともとはこの中にカウンターでも付いていたのではないか。

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地神塔。

徳島では五角形の地神塔を神社の境内でとてもよく目にする。

ここは基壇や柵までが5角形なのがおもしろい。

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水盤舎。

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境内には他に忠霊塔がある。

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続いて、境内の遊具を見ていこう。

これは鼻裂き象滑り。

文化の森でも類似物件を見たが、デザインはまったく違っている。

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動物が左右に裂けたデザインの滑り台は元々グロテスクなのだが、この台は断面が赤いため特に気持ちわるい。

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太鼓雲梯。

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固縛された箱ブランコ。

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床下に足が継ぎ足してあって、地面に固定されている。

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吊下げ部にはOリングが使われていた。

遊具でOリングが使われているのは初めて見た。

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ジャングルジム。

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ブランコ。

(2004年07月10日訪問)