馬坂の段畑

驚異的な急傾斜。石垣で築かれた見事な段々畑だ。

(長野県佐久市田口)

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南牧村の群馬県側の最後の集落が勧能で、そこから先は長野県に入る。

群馬県から県境を越えて長野県に入ったすぐのところの道沿いにとてつもない段畑がある。段畑とはつまり段々畑のこと。

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写真をよく見てもらうとわかるが、畑の右上に見える杉林になっている部分も段々になっており、かつてはさらに上部まで畑が続いていたと思われる。上部のほうには新しい植樹が始まっていて、畑としての耕作面積は減る方向に向かっている。今のうちにぜひ見ておきたい風景である。

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ただ昇り降りするだけでも容易ではないと思われるような急斜面を開墾した畑で、耕作面積より法面の面積の方が多いほどだ。法面は垂直ではないから平均斜度は45度まではいかないだろうが、それに近い角度と思われる。

このように1枚の畑に2畝程度しか植え付けができないほどの狭い畑なのだ。まさに「耕して天に至る」光景。

農業の景観としては「全国棚田百選」「日本のむら景観百選」があるが、もし「日本の畑百選」というのを選ぶとしたらぜひ推挙したい畑だ。

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2026年3月に再訪した。

もうほとんど耕作されていない様子だった。

(2002年05月03日訪問)