龍泉新洞

龍泉洞とセットで入場可。学習用の鍾乳洞。

(岩手県岩泉町岩泉沢廻)

写真

竜泉新洞からは県道をはさんで谷の反対側の山にある。歩いてすぐのところだ。

昭和42年に発見された新しい鍾乳洞で、全長は200mという。所要時間は15分くらい。これ自体でも普通の鍾乳洞観光として立派なレベルだ。

入口はビニールテントが続いていて、昭和テイストがよく出ている。

写真

内部は博物館のようになっていて、観光的要素の強い龍泉洞とは違って、鍾乳洞の学習ができるようになっている。

龍泉洞は壮大なスケールに圧倒されるので、くどくど鍾乳洞の生い立ちなどを説明せず、新洞の方で博物学的な説明する構成はいいと思う。

写真

内部からは土器や石器が発見されており、縄文時代に人が住んでいたと考えられている。

洞内に突然現れる人形にはちょっとびっくりする。

写真の右上には謎の線画が。日本で石器時代の洞窟絵画ってみつかっているのだろうか。

写真

カーテン状鍾乳石。

写真

石筍(せきじゅん)。鍾乳石から滴り落ちた石灰分が床面で固形化してできたもの。

写真

石花(?) 。鍾乳石の結晶?

写真右下の黒く見えるつぶつぶ。

写真

新洞の出口は、道路のわきに唐突にあって出てくると呆気にとられてしまう。(その気になれば出口からタダで侵入できるわけだ。)

歩道を歩いて駐車場まで戻る。

(2000年10月06日訪問)