高山市東山の寺々(1)

善応寺、法華寺、天照寺、素玄寺、洞雲院。山を背負った寺々。

(岐阜県高山市愛宕町)

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いよいよ寺町巡りの開始だ。先ほどの宗猷寺は散策コースの南端に当たるので、ここからはひたすら北上することになる。

宗猷寺のすぐ隣は善応寺だ。

境内は薬医門、本堂、庫裏。

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その隣の法華寺。

薬医門、本堂、庫裏、鐘堂。

この辺りではどの寺の境内も表通りから引っ込んでおり、山門まで石畳になっている。背後には山が迫っている。同じようなパターンの寺が続く。

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その隣の天照寺。

境内にユースホステルがある。参道にはコブシ、モクレン、桜などいろいろな花が咲き乱れている。

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観音寺。

表通りに面している。

先ほど訪れた松倉大悲閣の本坊的なお寺のようだ。松倉山で見たのと同じような幟立てがある。

屋根の葺き方や軒の反り具合が、次の寺、素玄寺の意匠と類似。素玄寺の一部かもしれない。

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素玄寺。

石垣に囲まれた城塞のような寺。かぎの手になった石段を登った境内には、薬医門、本堂、庫裏、鐘堂。

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素玄寺から次の寺の間には、国道158号線が通っていて、地下道で渡れるようになっている。

国道を横断して最初の寺は洞雲院。

境内はちょっと寂れた感じ。本堂、子安地蔵堂。子安地蔵堂は本堂と渡り廊下でつながっていた。このあたりからは、散策路は寺の境内を抜けてゆくことになる。

(2000年05月02日訪問)