光徳寺から徒歩で
境内は本殿、神楽殿(写真)、水盤舎、稲荷社、末社。
幼稚園を経営しており、境内はそのまま幼稚園になっている。
別に園児もいない時間だってので自由に参詣できたが、幼稚園のやっている時間は、もしかしたら参詣不可かもしれない。
恐らく翌日に運動会が開催されるのだろう。先生達が支度をしていた。
富士塚は本殿の左の、境内の隅にある。知らなければ気づかない。しかも入口にある区の文化財の看板にも鰐口とか庚申塔とか書かれているだけで、富士塚には触れていないので、注意しないと見落としてしまうような場所なのだ。
一応、私は神社に行ったら、必ず本殿の裏のほうまで廻ることにしている。裏の方にディープな稲荷社や塚があることが多いからだ。
では、さっそく富士塚に登ってみよう。入口には鉄柵があるが、カギはかかっていなくて登山は自由である。
ふもとには「一合目」の道標。気分が盛り上る。
小さいながら、登山している気分になれる登山道。
高さは6mほどか。
溶岩がふんだんに使われており、シダが茂ってうっそうとしている。
すこし登ったところには五合目の道標が。
五合目付近から境内を見おろしたところ。
山頂には祠がある。
嬉しいことに下りは別ルートになっていて、同じ場所を通らずに下山が可能。大きくてもただ一直線に登って、同じ道を下りなければならない富士塚もあるというのに、小さいながらあっぱれである。
なお、たしかこの富士塚、もともとここにあったのではなく移築されたものだったと、どこかで読んだ気がする。
この日はまだ用事があったので、そろそろ引き上げなければならない。
新宿、早稲田界隈だけをとってみても付近にはまだいくつも富士塚がある。機会があればまた残りの塚をめぐってみたいものだ。
(2000年10月14日訪問)