日本すきま漫遊記 稚蚕共同飼育所(赤城南麓) 梶谷稚蚕共同飼育所

     
 

梶谷稚蚕共同飼育所

2連タイプだが越し屋根付き。

(群馬県前橋市苗ヶ島町)

旧宮城村へ入ってからはすぐには飼育所は見つからなかった。

これまでたくさん見てきたブロック電床育方式の飼育所は、昭和36年に宮城村で考案されたといわれている。宮城村はブロック電床育の発祥の地なのである。

日が傾きかけたころ、苗ヶ島という場所で大きな飼育所を見つけた。2連タイプの大型飼育所だが、よく見ると屋根からの換気が越し屋根になっている(左写真)。

越し屋根は土室育方式の古い飼育所に見られる特徴である。これまで見てきた電床育方式の飼育所はいずれも換気塔であった。

屋根は木造で古そうに見える(左写真)。2連タイプの飼育所としては、これまでに見たなかではもっとも古いものではないかと思う。

建物は比較的きれいに修繕されていて、現在は工場として使われているようだった。

消毒槽も残っている。

南側にはムロの位置にあわせて、窓が新設されている。内部は相当手が加わっていることだろう。