知多・岡崎迷走(2日目)

 

 

 

 

 

 

旅の2日目。朝、宿を出てまず知多半島の南端を目指す。そこは前回の旅で一度訪れた場所なのだが、見落していたスポットがあったので再訪。そのあとは知多半島の西側を北上して常滑、知多、東海、大府の近辺を探索して岡崎市へ宿泊した。

いまになって考えてもあらためて「なぜ岡崎?」と思ってしまう。知多の旅としてはコンセプトが違うのだ。知多半島の南半分でもっとのんびりしてもよい旅だったはずだし、常滑あたりでじっくり一日過ごせそうなものなのだが。

この日いったい私は何に餓えていたのだろうか。いくら寺を見ても気持ちに潤いがえられず、まるでボロボロになった麻薬患者のように、ただただ寺を巡っていたような気がする。そのうちに西知多のあたりにうんざりして、逃げるように岡崎へと向かったのである。

この日の行程の特徴は、十王堂が多かったということだろうか。それも業の秤、浄玻璃の鏡、人頭状といった地獄行き判定装置がそろったフル装備の十王堂がいくつもあった。フル装備の十王堂が多いのは三河地方の特徴といえるかもしれない。

北室院(愛知県南知多町)大井の五ヶ寺。十王堂の業の秤は駿河問いという縛り方。

性慶院(愛知県南知多町)大井の五ヶ寺。こじんまりとした境内に福寿稲荷の朱鳥居が鮮やか。

宝乗院(愛知県南知多町)大井の五ヶ寺。金比羅堂にはつっかい棒。堂が込み入っている。

利生院(愛知県南知多町)大井の五ヶ寺。境内には巡礼者の休み処がある。

医王寺(愛知県南知多町)大井の五ヶ寺。本堂裏に弘法洞窟がある。

上陸大師(愛知県南知多町)海中に立っている3mの弘法大師像。

中之院(愛知県南知多町)境内奥には覚王山付近から引き取られた軍人像が並ぶ。

軍艦住宅(愛知県常滑市)『シュナの旅』の石の箱船を彷彿とする素晴らしい住宅。

多賀神社(愛知県常滑市)本殿は檜皮葺き、趣のある神社。社叢は常緑樹の森。

高讃寺(愛知県常滑市)本堂の内部には富士登山の絵馬が多数奉納されている。

正住院(愛知県常滑市)三間三戸重層門、六角の輪蔵などを擁する巨刹。

法通寺(愛知県常滑市)不気味な山門がアイキャッチ。多重塔がある。

斉年寺(愛知県常滑市)「恵可断臂図」を所有する寺。狭いが堂は多い。

大智院(愛知県知多市)日本にもメガネ仏があった!

大野の十王堂(愛知県常滑市)塗籠造の重層の辻堂。人頭杖や浄玻璃鏡がある本格派。

吉祥院(愛知県知多市)法海寺塔頭のひとつ。寺の前は狭くて風情のある道。

法海寺(愛知県知多市)無住の寺で、通り抜けできる境内に堂宇がたくさんある。

常光院(愛知県知多市)法海寺塔頭のひとつ。境内のチェックなどを忘れた…。

大乗院(愛知県知多市)法海寺塔頭のひとつ。参道の右側に面している。

妙常院(愛知県東海市)瓦屋根の目立つ緊張感のある門構え。

玉泉寺(愛知県東海市)紅色に塗られた柱梁がケバい無住の寺。幼稚園も無住。

安楽寺(愛知県東海市)RC造本堂は新築で、玉泉寺と同じ設計者に思えた。

弥勒寺(愛知県東海市)八角形のガラス張りの建物は日本の寺らしからぬ風情。

聚楽園大仏(愛知県東海市)日本最古のRC大仏の周囲は巨大製鉄所。

普門寺(愛知県大府市)4つの札所を兼ねている。参拝客の多い寺。

賢聖院(愛知県大府市)楼門が普門寺と酷似している。

知立神社(愛知県知立市)尾張造檜皮葺きの社殿。多宝塔もある。

法公会総本山(愛知県知立市)燦然と輝く黄金の九輪付きストゥーパ状本堂。

総持寺(愛知県知立市)狭い境内でいろいろな参詣ができる。山門は竜宮門。

浄龍寺(愛知県岡崎市)失礼ながら、妙源寺と間違えて入ってしまった無住寺。

妙源寺(愛知県岡崎市)柳堂と呼ばれる太子堂は国重文。山門はつっかい棒だらけ。

上宮寺(愛知県岡崎市)一向一揆の拠点三ヶ寺のひとつ。現代建築だが悪くない。

浄慶寺(愛知県岡崎市)上宮寺の向かいにあった寺。道の突き当たりに見えてくる。

正福寺(愛知県岡崎市)上宮寺の隣にあった寺。山門は立派だが本堂は貧弱な感じ。

本証寺(愛知県安城市)一向一揆の拠点三ヶ寺のひとつ。堀、櫓がある典型的な城郭寺院。