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以前から気になっていたものがある。神社の境内や街角などでたまに見かけるアールデコ調のモニュメントである。いくつか類似物件を見ているうちに、それらが戦前に昭和天皇の即位や皇紀 2600 年を記念して建てられたものが多いことに気付いた。そのなかで特に目に付くのは時計がはめ込まれたタイプである。この物件を私は勝手に「時計台」と名付けている。
全国にどのくらいの時計台が作られたのかはわからない。おそらくそれを研究している人もいないだろう。だが、広い範囲で見かけるし、時計をはめ込んであったり、モルタルの洗い出し仕上げであったりという特徴を見いだすことができるから、これは全国的なムーブメントだったのではないか。
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