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旅の一日目の午後は、一宮、稲沢付近の社寺を中心に見て、それから西にある祖父江町の方へ向かうつもりだったが、予定を変更して先に祖父江町に向かうことにした。あまり時間が遅くなると“あるもの"が見学できなくなるかもしれないと思ったからだ。
その“あるもの"とは善光寺の戒壇巡り。戒壇巡りとは、本堂の内陣の床下に真っ暗な通路を作り、そこを手探りで進むというすばらしい信仰装置なのだ。あらかじめ祖父江町の善光寺に戒壇巡りがあるという情報を持っていたわけではなかったが、本堂の外観の写真を見て「ここにはアル。」とにらんでいた。
戒壇巡りはもとは長野善光寺に作られたものだが、善光寺の子院のうち、本堂の外観が長野善光寺を模している場合、内部の戒壇巡りも再現されていることが多いのだ
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