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出羽三山といえば、羽黒山、湯殿山、月山を言うが、壮大な社殿を持つ神社が三社あるというのではない。湯殿山は山自体がご神体だし、月山も山頂に社殿があるだけである。私たちが想像するいわゆる普通の神社は、羽黒山だけなのである。
その羽黒山には湯殿山、月山と羽黒山を合祀した出羽三山神社という神社(というか寺)がある。湯殿山、月山が高峰であるのに比べて、羽黒山は人里に近く比較的容易に参詣できるため、この出羽三山神社が庶民の信仰を集めおおいに発展したというわけである。まぁ、わかりにくい言い方にはなってしまうが、「出羽三山」といえば山岳としての羽黒山、湯殿山、月山を言い、「出羽三山神社」といえば羽黒山にある神社(というか寺)のことと言えよう。
出羽三山はもともと修験道の行場であった。神仏分離により一応は神社ということになっているが、多分に寺の性質が強い。またまたわかりにくい言い方になってしまうが、「出羽三山神社」という名前の寺、と考えてもいいのではないか。
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