●宮津市化粧地蔵群
宮津市はわかりやすく言えば、「天橋立」がある市だ。日本海に面した小さな漁港の町でもある。その町に極めて濃密に化粧地蔵が分布している。天橋立よりもずっとこのほうが観光のしがいがあるというものだ。
夕暮れの宮津の町。舞鶴で時間をとりすぎて、宮津に着いたころには日が傾いていた。この日は宮津市内に宿泊することに。
この辺りは宮津の中でも街道筋の町並みを残しているところ。
宮津の地蔵は舞鶴に比べてアグレッシブで技巧的なものが多い。
この地蔵などは素朴なほうだが、何とも言えない優しい表情をしている。子供の為せる技にはおどろかされる。
この光背の鮮烈な色彩。 丁寧に輪郭を描いてある地蔵。蓮台部分のピンクと抹茶色の組み合わせなどはいかにも仏教的でセンスが抜群。
光背に凝ったものが多いのも宮津の特徴か。
宮津で撮影した地蔵は30以上にのぼるが、この地蔵はそのなかで最も技巧的だったもの。光背の光っている感じがとてもよい。 大所帯の地蔵。光背に金色の絵の具を使っていて強烈な印象。仏教はこうでなくちゃ。 かなりファンシーな地蔵。
表情も可愛いし、水玉模様の法衣、花柄の光背がなんとも。
よく見るとまつげも描いてある。
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