多々羅川ガーダー橋から300mほど南に行ったところに、熊山城という城跡がある。
平安時代の末期、源義経が屋島攻めのため小松島市に船で上陸し、この辺りを進軍した。その際に攻め落とされた城だという。当時は周囲は沼地で、島のような城だったのかもしれない。
その熊山城址から東へ行く道がJR牟岐線を潜る場所に、石造の架道橋がある。
構造は持送りアーチ。珍しいと思う。
橋台が石積みのコンクリート桁橋というのはどきどき見る気がするが、これは桁部分も石製。
構造の関係からか道幅は狭く、自転車くらいしか通れない。
せっかくなので歩いて通り抜けてみた。
(2007年10月14日訪問)