先週タバコ農家の近原さんの仕事を見せてもらってから1週間後、ふたたび下大野を訪れていた。

きょうは共同乾燥場を見せてもらう予定なのだが、道端に広いタバコ畑があったので写真だけ撮っていくことにした。

こちらは阿部さんという農家の圃場。

許可証を見ると「21ヶ所のうち10号地」とある。聞くところでは2.5ヘクタールの面積で栽培しているという。

ただ21ヶ所も畑があると、たとえばAP-1のような公道を走れない機械を移動するのにいちいちトラックに積まなければならず大変なのではないか。

農業の大規模経営といっても、100m╳100m = 1ヘクタールを1枚の圃場で管理できればそれは効率がいいけれど、20ヶ所の畑を見回ったり管理したりするなんて、自分だったら気が遠くなってしまいそう。

でもまぁそれが出来るのがプロ農家なんだろう。

相生町ではとなり町に畑を持っている農家もあったな。

阿部さんと思われる方がわき芽抑制剤の散布作業をしていたけれど、遠かったので声はかけなかった。

動噴のホースのさばきかたは1列おきで近原さんと同じだ。

わき芽抑制剤ってけっこう大胆な色がつけてある。

ところでこの畑の農道は下大野八幡神社の参道で、今年の1月23日に偶然ここを通った。

あらためてその時の写真を見直してみると、道の左右にマルチがまだ残されたままになっていた。これはたぶん黄色種の畝だと思うのだけど、そのときにはまったく気がつかなかった。

このとき写真を撮った理由はは神社の参道にお旅所があったから。

この場所には2ヶ所のお旅所が、100mほどの距離を置いて並んでいる。

周囲には人家がなく畑の真中にお旅所が2つもあるのが不思議だ。

道路の両側にあるので、南側の畑と北側の畑それぞれにご祈祷を上げるための造りなのではないか。