第六分団屯所の火の見櫓

中央がくびれ上方に向かって逓増している?

(長野県岡谷市加茂町)

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加茂町界隈をうろついていたときに見かけた火の見櫓。

岡谷市消防団第六分団の屯所に併設されている。

Y字路にある火の見櫓って最も好きなシチュエーションだ。

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高さは目測で20m。途中に2つの踊り場を持つ背の高い櫓だ。

特徴的なのは3階の踊り場から上方向に主柱が広がるデザインになっていること。神戸ポートタワーみたいに中央がくびれているのだ。

半鐘は2階の踊り場に設置されている。まぁ、半鐘の高さとしてはこのくらいで十分なんだろうな。この櫓、最上階まで登ったらかなり怖いだろうと思う。

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梯子には手すりも付いていて、横木は2本で踏みやすく、踊り場の床などもかなりしっかりしている。

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火の見櫓の構造は、鋼材のトラス構造とブレース構造の2通りがあるが、この櫓はブレースと環状バックルでできている。

この環状バックルこそ、火の見櫓の外観上の美しさの重要な要素なんじゃないかと私は思っている。

(2013年04月29日訪問)