八ッ場林ふるさと公園

フリーフォール2基セットがある!

(群馬県長野原町林)

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八ッ場ダム湖にかかる不動大橋を渡るとき、河原の公園にフリーフォールらしいものが建設中なことにしばらく前から気付いていた。

でもここを通るのはだいたいが仕事を終えてから草津温泉の日帰り入浴に行くときの行き帰りだったから、時間が遅く立ち寄ることはできなかった。

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きょうはミャンマー人の友達が遊びにきたので、雪とスキーと温泉を楽しもうと朝から草津へ向かっているところだ。

ちょっと時間の余裕もあるので、橋から見える公園に寄っていくことにした。

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公園自体はフリーフォールと幅広滑り台という大きな目玉が2つあるが、それ以外はこれといった設備もなく、風景的にも殺風景な公園だ。

とはいえ、フリーフォールがあるのはでかい。

群馬県では初だよね?

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フリーフォールは以前、徳島の大神子広域公園で紹介している。現在の日本で最もスリリングな滑り台と言っていいだろう。

徳島で見たときには子どもたちが無限ループしていて、おっさんが割り込める状況ではなかった。きょうは平日だし、この寒い2月に公園に子どもなどいないので、じっくり堪能できる。

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フリーフォールには2種類の大きさの製品があり、これが2種類とも揃っているのが完全体ともいえる構成だ。

短いほうが高さ3.5m、高いほうは高さ5mといわれている。

徳島にあったのは短いほうの製品だった。

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横から見ると、、、

あれ? なんか斜度が緩い気がする・・・。

フリーフォールの最大傾斜角は80°って言われているけれど、この台は70°しかないみたい。しかも滑り出し部分に壁があったり、滑降部の最後のほうにかまぼこ型の盛り上がりがあるなど、よく言われているフリーフォールとちょっと仕様が違うような気がする。

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滑降面の赤い"▼"のマーキングもないし、もしかして偽フリーフォールなのか?

それとも、ガンダムに対するジムみたいな、がっかりバージョンなのか。

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とにかくデッキに登ってみる。

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滑降部の降り口には障壁がある。これも一般的なフリーフォールには見られない構造だ。

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これが徳島のフリーフォール。

滑り出しは普通の滑り台と同様、壁はない。

また滑降部の手すりも全体的に高いように見える。

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説明板を見ると、なんと「6~12歳専用」って書かれている。

こんなのいままで聞いたことないんだけど? やっぱり従来のフリーフォールとは違う仕様の新製品なのだろうか。

大人は滑らないでくださいっていうのならわかるけど、中学生も滑れないという制限で、ちょっと対象年齢が狭すぎないか。

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滑降面に乗り出してみると、70°とはいえかなり迫力。おいそれと滑り出せる状況ではない。

おっさんだけど滑っちゃおうかなと思ったが、よく見ると残雪の水たまりができていて、砂もあるので服が汚れそう・・・。

やめておくか。

大人が滑るにはホウキとかモップを持ってきたほうがよさそうだ。

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滑るのをあきらめてウロウロしていたら、若者のグループが挑戦しそう。

➡ 動画

最初滑り出そうとしたけれど、怖くて引っ込んでしまった。その気持ち、わかる。ホントに簡単には滑り出せないのだ。

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フリーフォールの右側には幅広滑り台がある。

これだけでも特筆すべき滑り台だ。

こちらは年齢制限もないので滑ってみるか。

実際に上に立ってみるとそれなりに迫力があり、同行者はビビって滑らず・・・私だけが滑ることに。

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実際に滑ってみると、最後のところの屈曲に滑らかさがなく、いきなり平坦になっているので腰を打つ。

また平坦部分が短く、すぐゴムマットになっているせいで勢いよく滑れない。大型滑り台は最後の平坦部を丁寧に設計してほしい。

とにかく、大人は腰をヤル可能性が高いのでこの滑り台は思い切り滑らないほうがいいだろう。

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率直な感想として、この滑り台は設計か施工のどちらかがよくない気がする。

フリーフォールのメーカーはタカオだと思うので、だとするとこのワイド滑り台もタカオの設計か。最終部分の角度と平坦部の長さをもう少し考えてほしい。

前田環境美術のワイド滑り台は大人がどんなに勢いをつけても腰を打つことはなかったので、この種の人研ぎ台はやっぱり前田環境美術に一日の長があるというこなのだろうか。

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公園にはほかにターザンロープ、

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トンネル型滑り台がある。

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小さな子どもが遊べるのはこれだけ。

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水の涸れた池。

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フリーフォールの左側にはステージがある。

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観客席は露天桟敷のような造りだった。

(2022年02月03日訪問)