弁天沢の農家がかつて広い桑園があったと言っていた場所に来てみた。養蚕の後は果樹を作ったようだが、いまはそれもやめて、僅かに根菜や葉ものを作っているだけの広々とした休耕地になっていた。
そこから先ほどの弁天沢の家々をあらためて眺める。ここから見えている家々の住所は小沢屋敷。
近くで見てみる。
桁方向にもバルコニーを持ち、破風を朱色の板で飾っている。中々お洒落な家。
こちらの家は妻側に板を付けただけでなく、平側のバルコニーにも壁を作って、バルコニー部分も室内空間にしてある。
日影小沢の山ぎわの畑で農作業をしている人が見えた。
獣除けの柵に養蚕のカゴ(
さてこの農作業だけど、地表に白い点々が見えるので肥料を混和しているところだろう。石灰をまいたのでなないかと思う。足元に収穫コンテナがあるのは、同時にコンニャクの種芋でも埋めているのかもしれない。
谷側を向いて後傾姿勢で鍬を振るっているのがわかるだろうか。これは「土上げ」といって、耕しながら上方向へ土をかぶせていくことで雨で流亡した土壌を元に戻す作業。
いまどき鍬で耕すだけでも重労働なのだが、これだけの傾斜があると管理機(耕うん機)を使うのも危険。
先祖が拓いた畑を守っていくためにはこのように少しずつでも土を戻さなければならないのだ。
(2011年05月07日訪問)
