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きょうはまずその街道の東の起点、岡崎を訪ね、そこから撫養街道に沿って映画館の跡を探していく。
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鳴門市街地から文明橋で撫養川を渡ると、古い街道を思わせる町並みが続く。
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街道は左に折れ、撫養城のある城山を巻いていく。
岡崎港はこの先になる。
岡崎港は淡路島の福良から四国へ渡る船の着く港として長く繁栄してきた。港町であると同時に花街でもあり、岡崎だけで70人の芸者さんがいたという。
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岡崎の町並みは、重伝建の宿場町のような濃厚な古民家は少なく、なんのことはない住宅街だ。
だがここにはかつての赤線地帯で、そういわれてよく見れば、多くの家が道路に面して庭のない二階屋で、徳島の近代の花街の雰囲気を感じさせる街道ではある。
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古い銭湯の跡があった。
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名前は朝潮湯。
かつて四国を出入りする人々やお遍路さんも利用したのかもしれない。
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料理屋か妓楼の跡か。
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(2007年01月27日訪問)