海軍士官住宅跡から今切川を渡り、南岸へ来ている。跳開橋が開くところの写真を撮るためである。
時刻は18時20分。加賀須野橋の時刻表によれば船舶優先の開閉時刻なのだ。これまで午前中ばかり狙っていたが、夕方の時間帯に来てみるのは初めて。
でもきょうもどうやら空振りに終わりそうだ。この橋を開けるのは上流にある工場の燃料運搬船らしいので、会社を休んで平日に来ないとだめなのかな。
しかたない。せっかくなのですぐ脇にあった神社にでもお参りしていくか。
日没が遅い関西でも、18時半ともなればもう写真を撮るのに適した時間とはいえないのだが。
注連柱は昭和三年の御大典記念で建てられたもの。
拝殿にはもう電灯がついていた。
狛犬がものすごく可愛い。
ナニコレ。 「フンフン」言ってそう!
拝殿の左手には五角地神塔。
拝殿の軒には大きな絵馬がかかっていた。
金太郎かな。
援農業婦人會(?)の集合写真。
年間行事表。
ところどころに仏教行事が混ざっている。
拝殿の右側にはコンクリ末社が並んでいる。
ちょっと独特のシルエットだ。
御殿雛のお屋敷みたい。
すべて同じ作者なんだろうな。
本殿の右側には祭具庫。
(本殿の写真撮り忘れた・・・)
本殿の裏側には虚空蔵堂とお籠り堂。
虚空蔵堂付属の小祠。
そのひとつ、青面金剛。
下の三猿がかわいい。
境内は公園にもなっている。
遊具は、シーソー、ブランコ、滑り台。
滑り台は見覚えのない開放デッキ台。
徳島市内不動北で見た台と共通点があるが、こちらのほうが古そう。滑降面はきれいだけれど、補修されたのではないか。
徳島の滑り台、ずいぶん見たつもりだけど、まだ初出のタイプがあるなんて、開放デッキ台って噛めば噛むほど味が出てくるな。
(2008年05月05日訪問)
異界神社 -ニッポンの奥宮-
単行本 – 2021/8/2
本田 不二雄 (著)
「ニッポンの奥宮」に往って還ってくること。そんな不要不急の旅でしか得られないものが確かにある。そんな神域に行かなければ埋められないピースが、われわれの心の中にはあるのだ。
amazon.co.jp