淡路城

城の形をした美術館。

(兵庫県淡路市尾崎)

2004年も押し詰まった12月30日。会社も正月休みになり家の大掃除をするわけでもないからヒマで、ふらっと淡路島へ来ていた。

徳島県から兵庫県へはフェリーがないから高速道でしか行くことができない。最低区間の鳴門北I.C~垂水I.C(走行距離70km)だけでも往復すると1万円、三ノ宮あたりに遊びに行ったら高速料金だけで1.5万円もかかり、ひと財産を散財するような気持ちになる。そのお金を握りしめて三ノ宮のレストランへ入ったら高級神戸牛が食べられる。淡路自動車道はめちゃくちゃ高いのだ。

でも、徳島から淡路島に入る鳴門大橋区間だけだと片道1,200円だから、精神的になんとか耐えられる金額で、ときどき気晴らしに淡路島までドライブで出かけることはあった。

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きょう来てみたのは淡路島の北部にある淡路城。以前、県道から見かけて気になっていたのだ。

だが今年の台風でがけ崩れが起きたらしく、閉館中だった。

淡路城と言っても、別にここに歴史的に城があったわけではなく、美術館施設である。それがなぜか天守閣の形になっているのだ。淡路島って、面積の割にこういう浮かれた観光施設の密度が濃い気がする。

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がけ崩れは随所で起きていて、この櫓みたいな建物は基礎が剥き出しになってしまっていた。

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裏側の近くから天守閣をみたところ。

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裏側と言っても、実は最初にこちらがわから接近してしまったのだよね。

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天守閣がよく見えるアングルから。

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隅櫓。

あやしい城としてはかなりちゃんとしていて、お金もかかっている。

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ヨーロッパ風の城壁もある。

今回、閉館中で中に入れなかったけど、外側から軽くみただけでなんだか満足してしまった。

もういいかな。

(2004年12月30日訪問)