ちょっと戻る感じになるが、南の山への道を発見。
今度はなんとか山までたどり着けそうだ。
前回の滞在で別の山の山頂からこの山を見たら、崖下になにか建設中だったのだ。
山のふもとにパゴダが見える。
建物があるのはこの裏側なのだが、パゴダを建てているということは寺の可能性が高い。
山頂にもパゴダが見える。
簡単には登れないんだろうけど。
とりあえず山を巻いていこう。
山の西側は石灰岩の鉱山になっている。
どう見てもね、お寺の参道じゃないんだ。
でもパゴダが見えたので信じて進むしかない。
採掘中に偶然露出してしまった鍾乳洞。
あまり深くはなさそう。
さっき遠くから見えたパゴダのところまできた。
山の裏側に回り込むと、やはりお寺があった。
これはお寺の瞑想所。
講堂はまだ建設中だった。
ここのところ、建設中のお寺が多くなっている。それだけ新しい寺を見つけているということでもある。
石灰岩の鉱山のふもとの寺となれば、当然期待してしまうのが洞窟。
やっぱりありました!
洞窟の横の崖に、壁画が描かれていた。壁画の高さは6mくらいか。
まだ描かれて間もない様子。
これからも維持していくのが大変そう。
洞窟の前で写真を撮っていたらお坊さんが来て、中を案内してくれることになった。
洞窟は奥に向かって狭くなっている。
鍾乳洞というより、巨大な窪みと言っていいかもしれない。最深部までは50~60mくらいだろう。
途中から床が作られている。
床面にはヒンドゥのランゴリみたいな模様がある。
ここからはサンダルを脱いで上がるのだが、天井から水が滴っているため、床全体がびっしょりと塗れている。滑らないように気をつけて歩かないといけない。
二次生成物は少なく、このシンティワリの後のフローストーンがあるくらい。
洞窟の右側にはプールがあって、仏陀と3体の神々の像。
これが本尊か。
床がびしゃびしゃなので、略式の跪拝をさせてもらった。
さらに奥のほうに階段が続いている。
階段の先には電飾光背付きの仏陀がいた。
残念ながら電飾光背は点いていない。停電中なのだろう。
お坊さんが私のために線香を奉納してくれた。
ありがとう。お坊さん。
またここで略式の跪拝。
ここが洞窟の最深部で、入口のほうを見るとこんな感じ。
シンプルな洞窟だがけっこう大きな穴だ。
洞窟の入口には直径1.2mくらいある巨大な銅鑼が下がっていた。
洞窟の前には池があって、そのほとりにパゴダとムチャリンダ仏がある。
ちょっと離れているので、私が行こうとしたらお坊さんは引上げてしまった。
ムチャリンダ仏へ行く途中にあった看板。
「Day Kha Dot meditation Centre」、読み方は「ダイカドッ」かな。
ここ、瞑想センターを建設中だったのだ。ちなみにミャンマーは英国の植民地だったから「センター」のスペルは英国式。
ムチャリンダ仏も出来立てでまだ色鮮やか。
お坊さんありがとう。
お坊さんの袈裟はオレンジ色でタイ風。
ミャンマーのお坊さんは小豆色の袈裟が多いけど、袈裟の色には何か意味があるんだろうか。
とりあえず今回のカレン州滞在で最低限見たかった場所のチェックはこれで終わった。
きょうは早めに出かけたので、まだここで12時。さっきバナナも食べたのでまだまだ回れそう。きょうはトコトンがんばるぞ!
(2019年07月18日訪問)
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