最勝院の坂を下ったところにある小さな神社、湯所神社。
短い石段を登ると、拝殿が見えてくる。
境内は常緑樹が茂っていて、昼でも薄暗く、じめっとした雰囲気。
拝殿は入母屋妻入りで、神社というより民家のような大工仕事。
本殿は覆屋の中にあってまったく伺いしれない。
拝殿の右側には社務所のような建物と、土蔵。
本殿の裏側に、少し水が湧き出ていて小さな滝のような場所がある。ここが御神体なのか。
人工の石組みではなく花崗岩の自然の節理だ。久松山は花崗岩質の山体なのだ。
(2005年05月03日訪問)
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ときやど 吉宮 晴紀 (著)
建築を学ぶ傍ら古い宿の魅力に取り憑かれ、全国100軒以上を描きながら巡ってきた著者がおくるレトロ宿ガイド。東北から九州・沖縄まで、選りすぐりの35事例を掲載し、その見所を建物のスケッチと豪華な写真で徹底解剖。
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