姫田川に面した寺のひとつ、普慶寺。
山門は鐘楼門の二王門。
楼門のシルエットは2階部分の軒が低く、古風を感じさせる。
仁王像は乾漆像か。中々に美麗なお姿。
こちらは吽形。
境内に入ると左手に愛染明王堂がある。
内部は護摩堂のような造りになっていて、迫力ある明王像をおがむことができる。なかなかの名像ではないかと思う。
愛染明王の左側にあった仏龕(?)。
こういう仏像を使ったジオラマ状のもの、なんて言うんだろうか?
たまに見かけるのだが、呼び名がわからない。
その対面には愛宕堂。
参道の正面には鎮守社の淡島大明神(右)と稲荷大明神(左)。
本堂は参道に対して直角に建てられている。
しかも寄棟妻入りの構造。
きょうは周防大島でも寄棟妻入りの本堂を見たばかりだが、周防には寄棟妻入りが多いのだろうか。
庫裏。
愛染堂と本堂の間は白壁で封鎖されていて、中は庫裏の庭になっているようだ。
(2003年09月03日訪問)
ぜんぶ絵でわかる8 日本建築の歴史
単行本(ソフトカバー) – 2024/9/4
海野 聡 (著), いとう良一 (イラスト)
本書では、古代から近代までの建築の変遷をたどりながら建築的見どころをわかりやすく図解しています。部位名称はもちろん、様式や構造の特徴、代表的建築物まで、「日本建築のみどころ」をまるっとぜんぶお教えいたします。
amazon.co.jp