杣場川公園のアーチデッキ台

タラップの手すりに束柱がない。

(香川県高松市城東町1丁目)

写真

続いて、高松競輪の周辺の公園へ。

杣場川(せんばがわ)公園は、高松港に流れ込む川を暗きょにしてその上に造られた緑地だ。

写真

この川の河口の中洲(城東町)は、戦前は八重垣遊廓と呼ばれた遊廓街で、現在も風俗店だけが並ぶ異様な風景の場所だ。

海に突き出した半島みないな地形なので、どこかへ向かう振りをしてさりげなく通過することはできない。

あやしい城っぽいモノが見えたので車でひと回りしてみたが、ちょっと近影は無理かも。琵琶湖の雄琴温泉に近い雰囲気の風俗街だ。

写真

杣場川公園は、その風俗街ではなく、高松競輪の駐車場の一角にある。近くにはマンションなども建っているので、まぁ遊びにくる子どもはいるだろう。

公園の遊具は滑り台、ブランコだけで、あとは公衆便所とパーゴラがあるくらいのあまり遊びでがない公園だ。

写真

滑り台は、デッキ下面にジャクエツのロゴが入っていた。アーチデッキ型のステンレス台。

類似する物件としては、徳島県の黒地公園で見た滑り台がある。ただし、黒地公園の滑降部は樹脂成形だった。

写真

滑降部の材質をのぞけば、全体的な雰囲気は確かに黒地公園と似ている。

写真

だがよく見ると、タラップの手すりに束柱が1箇所もない。黒地公園の台も段数は10段だったが、手すりの最後のほうに1箇所だけ束柱があった。

束柱がないほうがすっきりした印象になるが、たわむのではないかとちょっと心配になってしまう。この手すりを使って遊ぶ子どもも出てきそう。

写真

側桁や踏み板の形状、固定方法も黒地公園と同じだ。

写真

デッキから滑降部を見たところ。

写真

滑り終わりの手すりは丸めてある。

写真

ブランコも滑り台と同じような塗り分けになっていた。

(2004年10月31日訪問)

オオカミは大神 狼像をめぐる旅

単行本(ソフトカバー) – 2019/4/18
青柳 健二 (著)
オオカミに対する関心が高まる昨今、狼信仰の影響を色濃く遺す狼像を求めて、関東はもとより東北、関西など各地を訪ねて写真と文章で表現した渾身のフォト・ルポルタージュ。

amazon.co.jp

登場する石像の場所が地図や住所で具体的に書かれているので、オオカミ象巡りにはとてもオススメです。