
徳島市内から北にある藍住町へ移動した。
「正法寺川公園」は藍住町役場の近くにある公園。
公園は最北部のバラ園から川に沿って途切れ途切れに続いていて、各施設のあいだは車道を通らなければならないという微妙な作り。
その東端の施設である広場に、ユニット型の遊具があった。

滑り台のコアな愛好家にとっては、ほとんど興味を感じない物件だろう。こんな遊具を紹介していたら「あいつはダメになった・・・」などと言われそう。
でもまあ、これも時代を物語る遊具と思われるので、50年後くらいには何かの意味があるかもしれないので記録しておこう。

メーカーはアメリカの会社、little tikes(リトルタイクス)。トイザらスなどで小売りされている大型遊具のメーカーだ。
公園の遊具として施工した代理店は不明。

UFO型のドームを中心に高密度に滑り台が据え付けられている。基本的に滑り台中心の遊具だ。
大型のステンレス滑り台は滑降部の終わりのところの水平部が長く、かなりの勢いをつけて滑っても大丈夫そう。

螺旋型滑り台。

こちらは小型の滑り台。

UFOドームの中は、床がネットになっている。
その中央にはバスケットゴールのようなくぼみがある。

映画インディージョーンズあたりで、主人公が原始的な罠にとらえられてしまうような場面という、被虐的な遊びができる。

筒状の滑り台。

尿瓶型螺旋滑り台。

ターザン雲梯。

公園には他にライドがあった。
これはパンダか?

コアラ。

カバ。なぜ青い・・・

ヒツジ。なぜ黒い・・・
ユニット型の遊具は実際に遊ぶ子どもはそれなりに楽しいのだろう。
だが私たちが子どものころから漠然と抱いてきた、「一点モノの遊具に対する愛情」のようなものを、いまの子どもたちは遊具に感じるのだろうか。
(2003年08月30日訪問)