巨福寺

重層の裳階つき本堂。

(岡山県高梁市寺町)

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巨福寺(こうふくじ)

龍徳院のすぐとなりにある寺。やはりJR伯備線に面して、立派な石垣がありその段丘の上に境内がある。

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山門は袖塀付きの薬医門。もと武家屋敷の門だという。

ベンガラで赤く塗られている。

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本堂は重層本堂。

二層に窓のような意匠があるが、たぶん二階はないだろうと思う。

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本堂の左側には玄関があり、そのさらに左には庫裏や書院といった建物が並ぶ。

本堂と庫裏は90度ずれて建っていて、玄関はその間に45度の角度で造られている。こういう玄関はあまり見たことがない。

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本堂の右側には、最上稲荷堂。

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最上稲荷堂は、拝殿/本殿の形式になっている。

本殿には眷族のキツネの木像があった。なかなか趣のある造形だ。

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最上稲荷堂の裏側には鎮守社が並んでいた。

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最上稲荷社の本殿を寺の境内の裏側から見たところ。

(2003年05月03日訪問)