ナッの七神堂

七体のナッ神像が収められた堂。

(ミャンマーカレン州パアン)

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タマゥ祭りの祭壇の近くにあったお堂。

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内部には7柱のナッ神の像が祭られていた。

この日は仕事で来ていたので、現地のスタッフや通訳さんも一緒だった。スタッフのうち仏教徒の女の子がこれは7つの属性をもった神様だというようなことを教えてくれた。

その属性とは、水、土、太陽、金、ダイヤモンド、穀物だというような事を言っていたのだが、そのうちいくつかはあいまいである。通訳といっても、観光や民俗調査の専門ではないので、こういう話題になると、どうもうまく伝わらないことが多い。

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さらに寺男も来て解説してくれた。

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これは、何か(宝もの?)が世に出るのを助ける神様とのこと。

宝の国から宝物をもたらすというタイネンシンという神様の一人なのかもしれない。

宝ものをもたらすという点で、日本の七福神と似ている。この堂に7柱の神様がいるのは偶然の一致なのか。

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これは、団結を助ける神様とのこと。

あれ? 最初に聞いた、水、土、…の属性はどうなった?

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これは宝石の神様。

手に持ってるのはご飯じゃないのか? 穀物を司る神様がこれなのか?

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これは、何の神様かわからなかった。

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これは、王宮を守る神様。

土属性か?

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これは、金の属性の神様。

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これは、銀の属性の神様。

結局、話を聞けば聞くほど、わからなくなるのだった。

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馬具だろうか。

お祭りで使うものなのだろう。

ナッ神は、主要な神様が37柱で、そのほかに頻繁に見かけるものは限られているような気がする。いつか、精通したいものだと思っているが、(blogなどの二次情報ではなく、)一次情報になかなか触れる機会がないので、いまのところ混乱した状態だ。

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七神堂の横には木と葉で出来た祠がある。

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中を見て見ると、三猿。

三猿は日本固有のものではなく、アジア全域に見られるものだという。

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これは夜叉かな。

この祠も、仏教とは違う神々の住み家だった。

(2014年07月14日訪問)