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以前に紹介したシュエインミョウパゴダのすぐ横は、サルウィン川の河港になっている。
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これが港の入口。三間のゲートがある。
おそらくモーラミャインからの客船はここに接岸するのだと思う。
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ゲートは日本の神社の割拝殿に近い印象のものだ。
建物の中で下りのスロープが始まっている。
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ゲートの中ではイヌたちがくつろいでいた。
ミャンマーではペットとしての犬を散歩させている人はかなり少数で、ほとんんどのイヌは町の中で独自に生計を立てている。日本で見る「ノラ犬」と言うイメージではなく、イヌはイヌで「暮らしている」感じなのだ。他の動物も似たり寄ったりで、ヤギ、ブタ、アヒルなどはさすがに誰かの持ち物なのだろうが、繋がれることもなく、好きに町をぶらついている。そして彼らなりに家族を育て、人間とかかわりながら生活しているのである。
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眺めの良いベンチがあった。
船を待つのには最適の場所だろう。
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船着き場へ下りるスロープ。
船は接岸しておらず、釣りをしてるおじさんがひとり。
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雨季のため川は増水していて、スロープの途中まで水没していた。
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日本人がよく読んでいる『地球の歩き方』には、カレン州の情報はほとんど載っていないのだが、欧米人向けの旅行ガイド本『lonely planet』には、パアンが数ページ紹介されていて、「河口の都市モーラミャインから、サルウィン川を船でさかのぼってパアンに入るのもオツなものだ」というようなことが書かれており、実際、その通りの旅行をしている旅行者はかなりいると思われる。
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その旅行者たちが、パアンで最初に目にするのがこの光景である。
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ヤンゴン、モーラミャインと旅してきた旅人がここで船を降りたら、「いよいよ、えらい場末に来ちゃったな」と必要以上に心細くなるような光景だろうと思う。
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ゲートを出たところには、数軒のやる気の感じられない商店やカフェがあるだけ。
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営業してるのだか、してないのだか・・・。
ネコがお客だ。
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ミャンマーのネコは他の家畜たちに比べると、愛玩動物としてのポジションにいるように感じる。人間とのかかわりかたは、日本でのネコと同じようだった。
2019年、船着き場は1kmほど南に移動して、周囲は親水公園になりだいぶ垢抜けた感じになっている。
(2014年07月11日訪問)