妙安寺。

大蓮寺とは敷地は隣接しているが、妙安寺は弁天通りからは入れず、立川町(たてかわちょう)通りという別の道路に面している。

立川町通りは、前橋が糸の町だったころは繭糸商が軒を連ね、繭市場通りとも言われていた商店街だ。いまその面影はまったく感じられない。

その立川町通りから少し引っ込んで参道が続いている。

鐘堂。

梵鐘は南北朝時代のものといわれ、県重文。

「睦組 木遣塚」なる塚があった。

消防組が設立したもののようだ。

その裏には大谷石造の土蔵。

その横にある「聖徳太子会館」。

公民館的なものだと思う。

聖徳太子堂か。

大蓮寺と同じように戦災で焼けたのだろう。

高校のころ、節分の豆まきを見にこの寺に来たことがあった。豆と一緒にくじ引き券がが投げられて、それを目当てに沢山の人が集まっていた。私は台所用スポンジセットが当たった。一等賞は桐箪笥だったような気がする。

いまもそんな景気のいい豆まきは続いているのだろうか。