パアン大学近くの小規模デパート(?)。名前は Sue Mouk?
パアンには駄菓子屋っぽいお店がそれこそ無数にあるが、ここはそれらとは一線を画した高級店。“湿気ってない普通の塩味の"ポテトチップスとか、“本物の"コカコーラとか、パアン市では貴重な品を売っているので、何度かお世話になった。
そのコンビニには二階フロアがあり、そこで衣料品やオモチャなどを売っている。ある意味小さなデパートと言ってもいいかもしれない。店内はすべて店員さんが随伴して買い物カゴを持ってくれるので、客は買うものを選ぶだけというシステム。
玩具売り場もあった。
棚が高くて子どもは背が届かないので、大人が一方的に買い与えるようなお店なのだろう。
ミャンマー人のアイドルをモデルにしたしゃべる人形か?
服飾売り場。カレン風のツーピース。
上下を同じ布で作るか、あるいは同系色でまとめるのが一般的らしい。
上着だけも売っている。
ここで売ってる上着は、刺繍が手仕事だ。
草の種を縫い付けた刺繍。
この草の種を縫い付ける飾りは、民族博物館でみた古布でも使われていた手法。
色使いは現代的だが、カレン族の伝統的な手仕事の衣料品を売っているのを初めて見た。
【参考】
これが、民族博物館に収納されていた古布。学芸員さんがケースを開けて近くで見せてくれた。カレン族の古布は、だいたいこんなふうに赤、青、白の色使いのようだ。
ジュズダマの草の実のようなイネ科の実を縫い付けて模様を作っている。
ほかの模様も、織りではなく刺繍で作られている。
この細いのも草の種。
男性の上着。
タテの青縞は、博物館で見たかぎりでは、パアン地方に住むトエカリバン族というカレンの一部族が好むようだ。
ただしその博物館だが、展示物やパネルの英語のスペルが微妙なのが多く、どこまで信じていいのかわからないところもあるのだが・・・。
胸のシンボルマークは、「カレンの陣太鼓と水牛」ではなく「カレン族」の旗。
ミャンマーでは民族が国旗のような旗を持っている。
青ずくめの衣装。メンズのほうはかなり前衛的なデザイン。着るところがなさそう。
これもトエカリバン族の衣装なんだろうか。
あのビクみたいな小物入れもいろいろ売っていた。
ガラスケースに入っているということは、これは高級品なのか。
作りはミャンマーのものにしてはわりと丁寧で、長く使えそう。
バティックも売っていた。
ミャンマー製ではなくてインドネシア製のようだ。
シャンバッグ。
カレン州ではよく売られているのを見る。
この“はちまき"は、カレン族の女性が頭に巻くもの。名前はサンドンー。巻き方を訪ねたら店員さんが実演してくれた。
男性の場合はもう少し太いターバン風のものを巻くようだ。
カレン風の織物によるストール。
熱帯の国なのでストールが必要なのかどうかはわからないがお土産に購入。
このブティックの二階は、現地のものを買い求めるのにはいいかもしれない。
このコンビニとブティックは2018年ごろ閉店したか、移転した模様。現在は営業していない。
(2014年02月14日訪問)
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