
群馬サファリパークのある丘陵を一周りして、今度は北側の谷へ移動。善慶寺という字で、畑の中にぽつんと残った飼育所を発見。西川稚蚕共同飼育所だ。
写真からも夏の陽射しが強そうなことはわかると思うが、この付近では暑さと疲れで少しボーッとしてしまい、道を間違えたりして効率の悪い移動になってしまっていた。

いまはプレス工場になっているようだ。
建物の形状からして、並列型のブロック電床育の飼育所だったのだろう。

工場の向かいに鉄製の蚕箔が捨てられていた。ここが稚蚕共同飼育所だったことの証拠だ。
このような鉄製の蚕箔は、ブロック電床育で使われたもので、サンピー蚕箔という。

北側にもうひとつ、飼育所と疑わしい工場が見えたが、暑さとだるさで確認できなかった。
(2008年07月12日訪問)