天子塚古墳

埴輪のレプリカが置いてある。

(群馬県高崎市保渡田町)

写真

天子塚古墳。

保渡田稚蚕飼育所を探していて見かけた古墳。中型の円墳で一部は道に削られている。

このあたりは保渡田城のなわばりの跡で、道路がやたらに突き当たりになっていてわかりにくい場所だ。

写真

道際に埴輪のレプリカが置かれていた。夜に見たらちょっと怖いだろう。

もともとこの古墳で出土したものではないと思う。

写真

墳丘上には庚申塔があった。もしかすると百庚申だったのかもしれない。百庚申とは、高崎方面に多い一種のミニ霊場のようなもので、小山や丘、古墳などを利用して作られるものだ。いつか本格的なものを紹介するときがくるだろうと思う。

群馬で古墳を見るときにはまず横穴式石室が開口しているかどうかだけチェックするのだが、一周りしてみたが横穴式石室がある様子はなかった。

(2007年05月03日訪問)

離島建築 島の文化を伝える建物と暮らし (味なたてもの探訪)

単行本(ソフトカバー) – 2024/4/19
箭内博行 (著)
本書は、“日本の縮図"とも言われる離島の文化や生活、住人のストーリーについて、島々の建物を通して知る一冊。

amazon.co.jp