
西方寺。寺の入口は狭い路地になっていて、長い石段が続いている。寺の入口が狭いのは長生寺とも似ている。

長い石段を上がると薬医門がある。
左に見えるのは十一面観音を納めた宝物館。

本堂は山門の正面からは少しずれた位置にある。

地蔵堂。
墓地ではサルスベリがきれいに咲いていた。

庫裏。
二層の居蔵造りっぽい建物。庫裏の横には蔵がある。

庫裏の奥には鐘堂。見晴らしのよいところにあるので、鐘の音はよく響くことだろう。

境内は2層に別れていて、本堂のあるところからもう一段上に上がる石段がある。

途中には洞窟があったが奥行は残念ながら1m程度。

石段の途中から振り返ると、本堂エリアの様子がよくわかる。

上部の伽藍の中心は、普明閣と呼ばれる懸崖造りの観音堂である。このような懸崖造りの観音堂を「大悲閣」と呼ぶことが多いようだ。
建物は新しそうだが、エキゾチックで広島っぽいと言えるかもしれない。鞆の浦の阿伏兎観音や、尾道の千光寺などと似たムードを持っている。

奥にもなにかしら堂がつながっていたが、よくわからなかった。用途はちょっと想像しにくいが、なんとなく信徒休憩所かな、という感じ。

観音堂の舞台からは市街地を一望できる。

蔵造りの家並は、上からながめるとまた別の美しさが見えてくる。
舞台からの景色は見飽きない。

山門から町並みを見た様子。
急に天気が怪しくなってきて、雨がぱらついてきたので急いで町並みに戻ることにした。
(2002年08月28日訪問)