
庚申塔を見た近くに、土塁のようなものが見えたので行ってみた。
これは岡登(おかのぼり)用水に沿った緑道のようだ。岡登用水は、江戸時代初期にこの地方の代官、岡登景能が掘削した農業用水である。だが取水地の反対などがあり、用水路としての運用は思わしくなく、景能は切腹することになった。

それにしてもこの土塁はなんなのだろう。
用水を掘ったときの残土なのだろうか。

その一角に水車小屋があった。
水はポンプアップの上掛け。内部はがらんどうというがっかりな水車小屋である。こういう水車小屋って、ほんと、何がしたいのだろう。
(2008年12月31日訪問)