矢太神(やだいじん)沼の湧水。
一帯はほたるの里公園として整備されていて、前回訪れたときの印象とまったく違ってしまっていた。
水車小屋に偽装したポンプ小屋があった。水輪は釘で壁に打ち付けられている。
ワタシが今までに見かけた水車物件のなかで、最悪に醜悪なシロモノである。
公園から矢太神沼のほうへ行ってみたが、柵があり池の周りを歩くことができなかった。公園に遊びに来た幼児が池のほうへ行かないようにするための配慮なのだろう。湧水の見学には不便だ。
池には神輿が沈んでいた。日照りのときに雨ごいの行事として神輿を投げ込むのだそうである。
水質はまあまあか。
あまりにも様子が変わってしまっていたのに愕然として、水源のほうまでチェックしなかったのは大失敗。
本物件は国指定史跡なので他ホームページでもよく採り上げられている。それらを見るかぎり水源では現在でも湧いているようだ。
前回訪問時の矢太神沼。
現在は池の中まで葦が茂っているが、当時はもっと水面が広かった。
写真では空が映り込んでしまってわかりにくいが、水の透明度はとても高く、水底がはっきりと見えている。
湧水点の様子。
水底から砂を吹き上げて水が湧いている様子がすぐ近くで観察できた。
(2004年08月31日訪問)
小型水車製作ガイドブック
単行本 – 1993/5/1
藤原 良樹 (著), 細川 よし延 (著)
amazon.co.jp