豊川稲荷・門前町

ストイックすぎる。もっといかがわしさが欲しい。

(愛知県豊川市西本町)

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今回の旅の主たる目的地、豊川稲荷に到着。寺は東面しており、JR豊川駅と寺の間のエリアが豊川稲荷の門前町である。

左写真は駅前通りの風景。

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巨大観光寺院の門前町というと、怪しい仲見世が軒を連ね、店先には温度計の付いたメッキの仏像、忍者刀や手裏剣のセット、清水寺と東京タワーが一緒に描かれた金ラメの掛け軸…といったうさん臭い土産物をひやかすのが楽しみなのだが、この門前町は至ってストイックな門前町であった。

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左上写真、左写真は駅前通りの北に並行する総門前の通り。

想像していた油揚売りの露店などもない。ストイック過ぎて、そぞろ歩きしても面白みがないのである。やはり観光客もあまり門前町のほうへは出歩いていないようだった。

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唯一、かろうじて門前町らしい雰囲気を感じるのは総門の正面50mくらいと、総門の前の南北の通り50mほどのエリアであった。

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駐車場は寺の周辺は500円程度していたが、なんとなく寺の中に停められそうだったので境内に入ってみると、お坊さんが奥のほうに駐車場があると案内してくれて無料であった。

もちろん、祭礼の日や初詣の時期などは境内には停められないのだろうが、左写真の程度の混雑度であれば、まず寺の駐車場を当たってみるべし。

(2001年10月07日訪問)