高砂市の旧市街の西縁には寺院が並んでいる場所がある。いわゆる寺町だ。南北の道に面して５軒の寺が並んでいる。下の写真はその寺町の南端から見たところだ。中央には十輪寺という浄土宗の大寺があり、その左右に連続して小さな寺が続いている。江戸時代からの町並みという感じではなく、大正か戦前のころ大火や戦災で焼けた寺が市街地の整備のために一カ所に集められたという風情の町並みである。（あ、これはちゃんと調べて言っているのではなく、あくまで勝手な想像なのだが…）とにかくせっかく来たのだから、寺町を散策することにした。
なお、以前このサイトでは寺町を一つのページでまとめて紹介したこともあったが、以後は極力１ヶ寺１ページで紹介することにする。最近は以前よりも入念に参詣するようになったというわけではなく、１ヶ寺１ページの方がデータベースにしやすいという理由からである。したがって、中には特に語るべきこともなく、さらりと流す寺も出てくるだろう。別に手を抜いているわけではない。
寺町は北から南に向けて順番に見ていった。一番北にある寺は十輪寺と同じ浄土宗の西福寺。
山門は薬医門。
境内はＲＣ造銅版葺きの本堂、地蔵堂、庫裏。
（2001年04月29日訪問）