岐阜市から犬山市へ通じる県道を東へ向かうと、大きな貯水池の横を通る。この貯水池は
苧ケ瀬池のほとりには、八大竜王をまつる薬王院という寺がある。この薬王院は、あとのページで訪問する大安寺の末寺である。
末寺というにしては、堂も多く、えらく繁盛している。
池の半周を囲むように、いくつもの堂が建てられている。本坊に近い部分には八大竜王堂がある。
八大竜王堂の付近には、池の上に突き出した休み処があって、多くの観光客でにぎわっている。
池には鯉と亀がいて、鯉の餌が八大竜王堂の内部で売られている。
休み処のテラスから鯉に餌をやる観光客。
休み処から100mくらい南へ行ったところには、八大竜王堂本殿がある。
八大竜王堂は、池の中央部に鎮座していて、岸の拝殿から参詣するようになっている。
これが、その本殿だ。岸からは離れていてボートでもなければ近寄ることもできない。
なお、池の周囲はコンクリートで護岸されており、本来水を浄化すべき葦などがまったく生えていない。水はお世辞にもきれいとは言えず、そのためか写真の後方には水質を浄化するための浚渫工事が行われている。池自体、ありきたりな溜め池という雰囲気で、どちらかといえば風情は感じられないような場所だ。
本殿からさらに南へ50mほど行ったところにも別院のようなものがあった。このあたりには観光客もほとんど来ていない。
ところで、観光ガイドにも池のほとりの看板にも、この池にはいろいろな伝説があると書かれているが、それがどんな伝説なのかはついにわからずじまいだった。せめて、概要だけでも書いておいて欲しかったなあ。
(2000年04月30日訪問)
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萩野正和 (著)
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