
垂井宿の中に「垂井の泉」という湧水があるというので寄ってみた。垂井という地名はこの湧水から出たものだという。
湧水は玉泉寺という寺の門前の大ケヤキの根本から湧き出している。ただ大ケヤキは幹が切られ瀕死の状態だ。

湧き出した水は池に溜まり、鯉が泳いでいる。

池の水は鯉の餌や糞で汚れていて、名水という感じはない。
水は池の内部でもそれなりに噴出しているのだが、池の底に溜まった汚れを洗い流す程ではないので、手で水に触れる気にはならない。せっかくの湧水なのにどうしてこんなことをしてしまうのだろうか。せめて、井戸舟などを付けて清涼な水に触れられるようにして欲しい。

本当の源泉と思われる部分は井戸になっている。

手の届かない井戸の底には、キレイな水が見えていた。
なにか釈然としない湧水であった。
(2000年03月19日訪問)