大仏・大観音とは?

辞書の上では「大仏」とは、お釈迦様本人の身長よりも大きく作られている仏像をいう。お釈迦様の身長は1丈6尺(=4.8m)ということになっているから、ちょっとした大きさの仏像ならすぐに大仏と言えてしまうのだ。ときたま、この定義を忠実に守っている“小さな”大仏に出会って、面食らうときがある。

やはり、大仏といったら座った状態で座高10m以上は欲しいし、大観音といったら立った状態で身長40〜50mくらい欲しい。そうした“大きな”大仏や観音は体内(胎内)に入ることができるからだ。特に大観音においては、胎内の階段を上り下りしながら胎内仏を参詣する巡礼空間をもっている場合があるからである。

ここで大仏、大観音を取り上げる趣旨はあくまで胎内の巡礼空間にある。その点でここでは大仏、大観音は仏像というよりも建築物として捉えている。しかし、胎内に入れない純然たる仏像であっても大仏といえるものについてはこのカテゴリで分け隔てせずに紹介したいと思う。