日本すきま漫遊記 > 滑り台記録

 

古毛(こもう)農村公園。羽ノ浦町の西の外れにある畑の真ん中の公園。農村環境改善センター(写真奥)の建物が併設されている。

羽ノ浦町で何度か見た農村総合整備モデル事業で整備された公園のひとつだ。

小さな公園だが、螺旋状のローラー滑り台があった。

一見して滑り台らしからぬ外見の滑り台である。

上り口は螺旋の中心にある。ハシゴに取りつくためには滑降部を避けるためにかがまなければないし、安全性という面からみても他の子供が滑っている最中にローラー下を通るのは巻き込まれなどの心配もある。

那賀川の上流、鷲敷町の公園でもこれとよく似た滑り台を見たが、その台では上り口は螺旋の外側にあった。

だが、全体的なエレガントさという点では鷲敷町の台よりもこの台のほうに軍配が上がる。

ところでこの滑り台の滑降部は太いプラスチック製である。

私が子供の頃初めて目にしたローラー滑り台はおそらく 1970 〜 1975年ごろに製造されたもので当時はローラー滑り台は非常に珍しかった記憶がある。材質もこれと同じであったと思う。

そのことから考えて、この台もローラータイプとしては初期のものと位置づけられるのではないだろうか。

これだけ複雑なものであるから一点ものというわけはなく、全国に設置されたはずだが、残っている台は少ないと思う。

現代のローラー滑り台は途中で止まってしまうような低速の台だが、このタイプの台は容赦なくスピードが出るため、ひとつ遊び方を間違うと危ない。それゆえ撤去されるのも早かったのではないだろうか。

特に終端部に水平部分がなく、いきなりゴムマットになっている構造は無謀としか言いようがないだろう。実際滑っても怖かった。

公園にはなぜかトラがいた。

このページは「滑り台保存館」に協力するために調査したものです。