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野神神社の塩ビパイプ台

(徳島県那賀郡羽ノ浦町古庄)

羽ノ浦町、古庄駅跡の駅前通りにある小さな公園。野神神社という神社の境内に作られている。

今は遊ぶ子供もいない寂しい公園に、打ち捨てられたように古ぼけた滑り台があった。

その滑り台を特徴付けているのは滑降部の材質である。

硬質塩化ビニールのパイプを横に13本並べて滑降部を作っている。

しかも単に並べただけでなく、上面が平らに潰してある。(左写真)

滑降面は一部に穴が開いていて、とても滑りたくなる状態ではない。手すりのペンキもいたるところで剥げて錆が浮き始めていた。

徳島県内では類似の構造の滑り台を何度か見たことがあるが、どれも滑降面にステンレス板をかぶせて再生された台であった。このように再生されることもなく塩ビパイプむき出しのまま放置されている台は貴重だ。

せっかくだから念入りに写真を撮っておこう。こういう滑り台は今ここで記録に残しておかなければ、絶対に後世には伝わらないであろうから。

デッキに登ってみると、左側に公園の塀があるために圧迫感がある。

デッキからは所狭しと設置された他の遊具をすべて見下ろすことができる。

もう一度この公園を訪れることがあるかどうかははなはだ怪しいが、そのときにはもうこの遊具たちはなくなっているかも知れない。そう思うと、子供たちのいないこの公園がことさらに寂しく感じられた。

このページは「滑り台保存館」に協力するために調査したものです。