日本すきま漫遊記 > 滑り台記録

 

医家神社の登高デパート

(徳島県三好郡池田町マチ)

そもそも池田町に来た目的は、タコ山があるらしいという情報を確かめるためだったのだが、どうもそれらしいものが見つからない。シンマチのあたりで子供を呼び止めて尋ねてみたら、医家(いげ)神社の滑り台がそうではないかとのこと。

クルマで医家神社を探して行ってみると、さきほど道を尋ねた子供たちが自転車で先回りしていた。

滑り台は横に長い複合遊具型で、中央部の塔の上部はイスラム風のドームのような意匠になっている。

この台の特徴は、規模の割に滑降部が一ヶ所しかなく、その代わりありとあらゆる登高(登り方)が楽しめるという点である。

左側から見ていくとまず、太鼓橋風リングの半分。

次に帆船のマストの縄ばしご風の鎖。

二重になった垂直型リングと、手前には登山用のラダー。

 

麻縄のロープ。

通常のタラップと登り棒。

二階中央部の様子。

中央の垂直リング部分は少しSFっぽい。

本体がカスタムメイドで意匠に富んでいるわりに、滑降部はFRP製のありきたりのユニットが使われている。しかもその位置は中央ではなく、端になっている。

たかだか一本の滑降部から滑り降りるために、これほど多彩な登高方法が必要なのだろうか。

もしかするとこの遊具は登ることが目的なのであって、滑降部と見た部分は二階に登るためのスロープなのかも知れない。

FRP樹脂の表面はかなり荒れていた。

このページは「滑り台保存館」に協力するために調査したものです。