制作機材について

 

パソコン

 

パソコンは“PowerMac G4/400 AGP”というやや古め(2002年11月現在)の Mac です。景気のいい企業だったら「ぼちぼち廃棄処分にするか」という世代のマシンです。でも私は基本的に最新式のパソコンでなくても平気な性分なので、なんの不満もありません。買ったときも型落ちの在庫処分品12.8万円でした。

2003年4月、CPU を400MHz→1GHzに交換、メモリを500MByte→1GByteに増強、ビデオカードを ATI RAGE128→RADEON9000 に交換しました。約10万円の追加投資。

 

職場では Windows を使っていますが、自宅はやっぱり Mac が気が楽です。不調になったときに復旧に必要な時間が最小限で済み、より多くの時間を生産的なことに向けることができるからです。コンピュータウイルスの心配もほとんどありません。

デジカメやプリンタなどの周辺機器メーカーのなかには Mac への対応がいいかげんなメーカーが多いです。なので「パソコンを買いたいんだけど何がいい?」というような主体性のない相談をもちかけられると「VAIO がいいんじゃない?」などと当たり障りのない返事をすることにしています。

 

 

モニタ

 

モニタは EIZO の19インチの CRT モニタです。買ったときは12万円くらいしました。

モニタは大きければ大きいほどいいと思っているのですが、勤め先で使っている SONY の21インチ CRT モニタはピントが甘い感じであまり感心しません。

PhotoshopやDreamweaverを同時使用するため、1600×1200ドットあるいは1920×1440ドットの表示で主に使っています。しかし写真が小さすぎてレタッチ時はほとんど勘で操作している状態です。15インチくらいで充分なので、写真表示用の色みの正確なモニタがもう一つ欲しいです。

 

ホームページエディタ(初代)

 

Adobe PageMill というロートルなソフトを使ってサイトを立ち上げました。現在は使っていません。

PageMill の後継には Adobe GoLive というソフトが発売されています。Golive も購入したのですがあまりにもわかりにくいので長いあいだ PageMill を使いつづけました。PageMill には Windows 版もあり、使っている知人の評価もいいようです。製造中止になってしまったのが惜しまれます。

 

ページ数約600ページ、ファイル数約5,000ファイルになるまで PageMill で作りました。3,000ファイルを越えたあたりから差分 FTP がうまくできなくなり、FTP ソフトを使って手動でページをアップしていました。もう売っていません。

 

 

ホームページエディタ(2代目)

現在は Dreamweaver MX というホームページエディタを使っています。

Mac の場合、実質的にホームページエディタはこの Dreamweaver か GoLive のどちらかしか選択肢はありません。前にGoLive に挫折していたので乗り換えは心配だったのですが、実際に使ってみると操作感は PageMill に近く、あっけないほどすぐに使えるようになりました。

ただし購入してしばらくは様子をみるために、小規模なサイトでテストをして、かなり慣れてきてから「すきま漫遊記」を編集するようにしました。

GoLive より直感的に操作できると思います。チュートリアル(トレーニング用のマニュアル)もわかりやすかったです。次のバージョン Dreamweaver 2004 を会社で購入しましたが、一部操作性が悪化しているところがあったので、自宅の Dreamweaver はバージョンアップしませんでした。

 

 

お絵描きソフト(メイン)

Adobe Photoshop というお絵描きソフトをメインに使っています。

ホームページを作るには写真の解像度を下げたり、ロゴやボタン類を作ったりしなければならず、お絵描きソフトが必要です。Photoshop は9万円くらいして値段は高いですが、金額に見合った内容があります。

最新バージョンの CS では、RGB各色16ビット編集、ショートカットのカスタマイズが出来るようになり、もはや何の不足も感じさせません。

私が初めて Mac を購入したのはこのソフトを使うためでした。そしてその後ずいぶん長いあいだ、私にとって Mac とは Photoshop を入れるための容れ物でしかなかったのです。たった一人で無人島に漂着しても、MacとPhotoshopさえあれば一生退屈せずに過ごせると真剣に思っていたくらいです。

 

お絵描きソフト(補助)

キッズワードという子供向けワープロのお絵描き機能を使って地図を作っています。

Windows 専用なので、Virtual PC というエミュレータを使ってMac 上で実行しています。

このソフトのお絵描き機能のミソは、地図がベクトルデータになっていて自由な大きさに描けるということと、生成した地図にアンチエイリアスがかからないため、加工しやすいということです。生成した地図は Photoshop に持っていって加工して使っています。

Windows XP には非対応のようなのですが、入れたら動いたので使っています。

 

Windows 環境(初代)Virtual PC

Virtual PC というエミュレータソフトを使って、Mac の上で Windows XP を起動していました。エミュレータというのは、本来と違う種類のパソコンのソフトを実行するためのソフトです。

同じホームページでも Windows と Mac では表示のされ方が違います。また、表示ソフトによっても違ってきます。利用者の多い Windows の Internet Explorer で表示させてみて、極端にレイアウトが崩れていないか確認するのに使いました。

特定のマシンに対するアクティベーションが必要なはずのWindows XP がいろいろな Mac に何度でもインストールできます。

 

Windows 環境(2代目)Remote Desktop

 

2004年4月 Windowsマシンを購入しました。Celeron 2 GHz / 500 MB。Macで見られないWebコンテンツを見るときのためのサブマシンです。Pentium系のパソコンは 2 GHz 以下だと動作音が静かなのがすばらしい。それに比べて Mac のファンの音はもう少しなんとかならないのでしょうか。

できるだけ安くつくような構成にしましたが、OS だけは奮発して Windows XP professional を購入。Remote Desktop というソフトで Mac の中から使用しています。

Remote Desktopではキーボードとマウスも Mac のものを使って操作するので、交互に使い分けるときもキーボードとマウスから手を離さなくて操作でき、机の上も広く使えます。Microsoft 社製のため Windows との互換性も抜群で、しかも無料配付という太っ腹なソフトです。

 

 

フォント

 

「すきま漫遊記」のタイトルや見出しの文字はすべてNIS社の「ウインクスL」の混合書体フォントファミリーを使っています。

22書体入ったフォントパックに入っていて1.2万円くらいだったと思います。

 

タイトルや見出しはいちいち描き文字をデザインするのは大変なので、フォントをほとんどそのまま使うか、縦横比を変えて使っています。ウインクスLは三宅康文というフォントデザイナーがデザインしたかな書体とJTCウインという角ゴシック体の漢字と組み合わせたフォントとして発売されています。漢字はちょっと安っぽい印象ですが、カナ書体の真面目すぎず、だらけすぎずの絶妙にポップな雰囲気が気に入っていて常用しています。

しかし、買ったのが TYPE-1 のATMフォントだったのでMac OS Xでは使えません。CIDフォントへのバージョンアップには1書体につき1.2万円かかります。最初に買ったときは22書体で1.2万円だったわけですから絶対に納得できません。TrueType版を買い直しても4ウエイトで3.2万円かかります。しかたなくこの書体を使うときだけ Classic環境で Photoshop を起動しています。

 

デジカメ(初代)

最初に買ったデジカメPanasonic COOLSHOT II です。今は使っていません。

型落ちで購入。 3万円くらいでした。当時はまだこのサイトを立ち上げるつもりもなかったし、デジカメが何かの役に立つとは思えなかったので、買った目的は“遊び”“おもちゃ”でした。何回か旅に持っていくうちに「その気になればデジカメは使える」と思うようになりました。

このサイトでは唯一「東北すきま旅」だけがこのデジカメで撮影したものです。この旅に出たときはまだホームページを作ることを考えていませんでしたので、立ち寄ったのに撮影していないスポットもありました。レンズキャップがないのは最初は不安でしたが、汚れたら指でぬぐえばよく、露天風呂などに持ち込んでの撮影には便利でした。

レンズが固定焦点なのはいいのですが、35mm換算で55mmというかなり望遠寄りのレンズだったため、建物を撮るのには向いていませんでした。塔などはまったく撮影不可能。次のカメラに買い替えた最大の理由です。

 

デジカメ(2代目)

2台目のデジカメCanon Power Shot A50です。今はサブで使っています。

キヤノンがデジカメに参入した第一世代のモデルで、まだデジカメの市場で成功していなかったころの製品です。35mm換算で28〜70mmのズームレンズを採用しており建物を撮るのに適していました。しかも 画像フォーマットに RAW モードが使えるという文句のつけどころのないスペックです。

サイトを立ち上げてすぐに購入しました。やはり型落ちで購入。付属品コミコミで6万円くらいだったと思います。ずいぶん活躍し、いろんなところに持っていきました。何度も落っことしたり、持ったまま転んだりしたため、ガワは傷だらけ。歴戦の勇者の貫録です。

「岩水寺から日泰寺へ」の旅から使われています。

電池がニッケル水素蓄電池というやつで、メモリ効果のためすぐに劣化してしまいます。末期には5個の電池を使っても、1日撮影することができませんでした。このカメラを買い替えようと思った最大の理由です。 もし、電池がリチウムイオンタイプだったとしたら、今でも現役で活躍しているはずです。

 

デジカメ(3代目)

3台目のデジカメ Nikon COOLPIX 5000 です。このカメラからポケットに入れて持ち歩けなくなりました。

発売から間も無いうちに買いました。本体が9.8万円くらいで、その他の付属品も合わせたらけっこうな買い物でした。いつも型落ち品ばかり買っているので、このときばかりは自慢しまくりました。

「さよなら関東」の旅から使われています。

現在はレンズの前にワイドコンバータレンズを取り付けて使っています。これだと電源を入れたまま持ち歩き、撮影するときだけ液晶ファインダをONにすればいいので快適です。朝、電源を入れたら、電源を切るのは電池を換えるときと、宿に帰るときくらいです。

以前は広角は 28mm からあればいいと思っていたのですが、19mm からのズームに慣れてしまうと 28mm の視野が狭く感じられることがあります。次のカメラに乗り換えられない最大の理由です。

レンズのテレ端が暗くて(F2.8〜4.8)日中でも日陰では 1/60〜1/30秒などというシャッタースピードになることはざらです。このカメラで写した写真のシャッタースピードでいちばん枚数が多いのは 1/60 ではないかと思うくらい、いつも 1/60 で撮影しています。次のカメラに最も求めるのはレンズの明るさと CCD のISO感度の底上げです。

シャッターを押してから撮影されるまでのタイムラグが大きく(古いデジカメにはありがちなのですが)動く物体を撮影するにはアムロ・レイ並の超常能力が必要です。昆虫の撮影などに苦労しました。

 

デジカメ(4代目)

4代目のデジカメ SANYO DMX-C1 です。

ただしこれをデジカメと言っていいのかどうかは微妙なところです。むしろテープのいらないビデオカメラというのが正確です。画像フォーマットは ISO MPEG-4で 640×480 ピクセルを毎秒30コマ撮影できます。つまりテレビで普通に見れる動画が撮れるわけで、従来のデジカメの動画機能とは一線を画する画期的な機種でした。最近では祭りのように動きのある被写体は動画で撮影することにしています。

3代目がポケットに入らないので、持ち歩けるカメラが欲しくて発売後すぐに購入しました。実際に散歩や里山歩きなどにはポケットに入れて行きますし、毎日会社にも持っていっています。レンズが 38〜220mm の望遠寄りなので、遠景の撮影には3代目と使い分けています。

デジカメとしてもビデオカメラとしても万人にはお勧めできない機種ですが、私にとっては初めてデジカメを触ったとき以上の可能性を感じさせてくれたという点で、とてもいい買い物だったと思います。

 

ボイスコーダー(初代)

いわゆるICレコーダー。TOSHIBAのDMR-SX2 という機種です。値段は2万円以上したと思います。

2000年に購入し2001年から本格的に使い始めました。今やフィールドワークの必需品。デジカメより重要かもしれません。デジカメ同様傷だらけの勇者です。

今はもう慣れましたが、最初のうちはレコーダーに向かってしゃべるのが恥ずかしくて、なかなか使い慣れませんでした。変に感情をこめずに、ですます調で淡々としゃべるのがコツだと思います。

もしどこかで、右手にデジカメ、左手にレコーダーを持ち、ブツブツ言いながら寺の写真を撮っている不審者を見かけたらそれは私です。

録音開始、終了はマイク部分が機械的スイッチになっていて、録音中かどうかが指先でいつも確認できます。上の写真は録音中で、右側のマイクがボディから飛びだしています。今まで2,000回以上録音しましたが、開始と終了を間違えたことは一度もありません。ちなみに私はビデオカメラを使うと20回に1回くらいの確率で地面を撮影してしまいます。他のICレコーダーの中には、液晶の表示を見ないと録音中なのかどうかわからないようなのも多いですが、フィールドワークではそういう機種は絶対にダメです。

現在、もっと音質のよい機種への買い替えを検討しています。しかし、録音ボタンが機械式で ON / OFFのはっきりした機種はなかなかありません。

 

ボイスコーダー(2代目)

TOSHIBAの IC-SD2 という機種です。初代が壊れた時のための保険として購入。量販店の店頭処分品でしたが値段は2万円近くしました。2代目は初代の機種の直系の子孫ですが、まったくだめな機種でした。機械なので慣れればなんとかなると思って半年使用しましたが、結局今は使っていません。

初代は左手でも操作できたのですが、この機種は左手では操作が困難です。ボイスコーダーなどというものは脇役であって、左手で操作するくらいでちょうどいいと思います。

最悪なのはホールドをONにしても一部のボタンが動作することです。ホールドをONにした状態でボタンに触れると「HOLD中」というエラーメッセージが表示されます。この動作は初代でもそうだったのですが、2代目では液晶のバックライトが点灯しますから、バッグなどに放り込んでおいたらあっという間に電池がなくなります。かといってバックライトを切って使うと液晶が暗くてよく見えません。

最も重要な録音ボタンも小さくなり、非常に押しにくくなりました。たまにしか操作しない個所に使うような小さなスライドスイッチが採用されています。そもそもメニューボタンより録音ボタンが小さいとはどういう設計なでしょう。(でも、スライド式のスイッチになっているだけ、他メーカーよりはマシですが。)

それにしてもメーカーのエンジニアという人たちは、一流大学を出て上場企業に就職してどうしてこんな設計しかできないのでしょうか。

文句ばかり言ってもなんなので、こんなボイスレコーダーが欲しいというイメージを作ってみました。