三仏寺・本坊

3つの塔頭と山上伽藍を持つ一山寺院。

(鳥取県三朝町三徳)

三仏寺の山上伽藍である投入堂を先に紹介したが、参詣の順番からいえば先に本坊や塔頭群がある。

でも、到着したのが14時をまわっており、投入堂参道への入山時間制限が15時までだったので急いで山上伽藍へ向かい、下山しながら本坊や塔頭へ参詣することにした。

三仏寺は山上伽藍を中心として、本坊ほか3つの塔頭寺院をもつ、一山(いちざん)寺院である。

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本坊自体には山門はなく、手前にはこの地蔵堂、兼、不動堂と水琴窟があるだけだ。

周囲は杉の巨木が茂る。

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地蔵堂の反対側には宝物殿。

中には投入堂にもともと安置されていた像をはじめ、多くの蔵王権現像が祀られている。

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石段を上がると本坊があり、参道は左へ折れていく。

護符などを販売するテントがあり、(こけら)板の奉納を募っていた。

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その先に、入母屋造りの香炉堂。この屋根を葺き替えるのだろうか。

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杮板は1枚1,000円。

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板はこんな厚みだ。

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竹釘で打ち付けて止めていく。最終的には巨大な木彫のように仕上がる。

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三仏寺の本堂も杮葺きだ。

見るからに江戸後期という感じの建物。県重文。

(2005年05月02日訪問)