立岩第3公園のお蝶夫人

筒型ジャングルジム併設の複合台。

(徳島県鳴門市撫養町立岩六枚)

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鳴門市立岩地区の公園にあった滑り台。

周囲は鳴門市の高級住宅地。

形状的には滑り台保存館#126と完全に同じものである。この形の台をD-one氏は「縦ロール型」、酉氏は「お蝶夫人」と呼ぶようだ。私としてはは(身も蓋もない形容だが)「2連縦リング」と呼びたいところだが、家元の酉氏を尊重して「お蝶夫人」とした。

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お蝶夫人と聞いてすぐにピンとくるのはかなり年の行っている人じゃないか。アニメ「エースをねらえ!」に登場するお蝶夫人こと竜崎麗香先輩のことである。この滑り台のヨコにあるジャングルジムの形状が彼女の髪形を連想させるということなのだ。

今ふうに言えばマミさん型滑り台といったところか?

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既出の滑り台をあえて取り上げたのは、この公園の遊具の配置が面白かったから。

公園の敷地を斜めに横切るように、鉄棒、滑り台、グローブジャングル、ブランコが直線的に配列している。あたかも禅宗寺院の七堂伽藍をみるようだ。公園の設計図の上に、このように遊具を並べた設計者はさぞ愉快だったにちがいない。

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遊び方としては、滑り台を滑るために両側のリングラダーから登るとかであろうか。

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リングラダー部分からデッキへはアーチをくぐって出入りできるようになっている。

デッキのタイプとしては「アーチデッキ」型と言っていいだろう。前後左右にアーチがあるので、アーチの数は4つだ。

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タラップには日都産業のマークがあった。

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滑降面はステンレス。

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公園にはほかにブランコとグローブジャングル。

グローブジャングルは新蔵公園のものと完全に同一だ。

(2003年09月13日訪問)