殿宮神社の開放デッキ台

デッキの手すりがアーチ型。

(徳島県上板町神宅宮ノ北)

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この日も撫養街道界隈で自動販売機の調査。

ここは旧撫養街道の遍路道から、番外札所大山寺への参道が分かれるT字路だ。

四国には霊場八十八ケ所と番外の二十ヶ所の寺があり、すべてを巡ると108ヶ寺となり四国霊場巡りが完全にコンプリートする。大山寺はその番外1番の寺である。

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そのT字路のすぐ近くに殿宮神社という神社がある。

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神社の拝殿。

滑り台に意識が向きすぎて、神社の写真をいろいろと撮りわすれた。

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4脚開放デッキ型のステンレス台。

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デッキ側面の手すりがアーチ型になっていおり、本サイト初出タイプだ。滑り台保存館#57とよく似ている。

いずれこうしたデザインの台が現れるだろうとは薄々考えていたが、このように「手すり」や「壁」としてのアーチ型は当サイトではアーチと見なさないことにする。アーチとはそもそも柱を使わずに開口を作るための技法であり、このように束柱があるものはアーチと呼ぶべきではないだろう。

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滑降部の手すりとデッキの接続部はクランプが使われている。この滑降部の手すりの形状が滑り台保存館#57とは違いがある。

メーカーは不明だが、松葉型の4脚を得意とする日都産業製ではないかと疑われる。

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ステンレスはところどころへこんでいた。

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デッキは側桁がC型鋼で、踏み板は縞板を溶接したもの。

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縞板は丁寧に曲げてあり、足を踏み外しても怪我をしにくいようになっている。

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境内にはほかにブランコ、シーソーがあった。

(2004年03月28日訪問)