パアン河港②

貨物などを荷揚げする河岸。

(ミャンマーカレン州パアン)

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先に紹介した河港は旅客用の港だった。それ以外の貨物用の桟橋は、川沿いに点々とあって、それぞれ食品や建築資材などが荷揚げされる。そうした貨物用の港、つまり河岸(かし)を見てみよう。

旅客用の港から、南へ2kmほど。以前に紹介したパアメータン寺院の並びになる。

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道ばたにちょっとした目印があって、そこからすぐに川に降りられるようになっている。

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ちょうど貨物船が停泊して、荷物を運び出しているところだった。運んでいるのはたぶん木炭だと思う。

パアンでは日常の煮炊きには七輪と木炭を使うことが多い。中流以上の家では電熱器やIHクッカーもあるが、停電も多いので木炭はいまでも頼りになる燃料だ。

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それにしてもこの細い桟橋をよく渡るなあ。

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ほかにも何艘もの船が停泊していた。

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乾季のときにはこのあたりは砂州が続いていた。

雨季でかなり増水している。

川幅もだいぶ広くなっているようだ。

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ここにも気持ちよさそうなベンチがあった。

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川にはゴミが投げ捨てられてる。船から出たゴミだけでなく、近所の人々も捨てていると思われる。

このあと、雨季の終わりにかけて川がさらに増水するので、いつのまにか流されてきれいになるのであろう。

(2014年07月12日訪問)